神戸です。
GWはいかがお過ごしだったでしょうか?私はスキーシーズン終わる北海道のニセコへ行ってきました。スキー場は最後の営業をしていましたが、人もまばら。スキーをしない私はニセコアンヌプリの山に登って蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山を眺めていました。カッコよかった。。。
さておき。
アドリブによく使われるコード進行に「ツー・ファイブ・ワン」(2-5-1)があります。Jazz以外にも歌謡曲や演歌など、いろんな曲のコード進行に使われています。コード(和音)は7個のコードがあります。例えばキーがCならドレミファソラシの順番で7個。これの2番目(レ)→5番目(ソ)→1番目(ド)という順に流れるコード進行がツーファイブワンです。ポイントは5度(ドミナント)から1度(トニック)に流れる進行で、ドミナント・モーションと言います。5度は「緊張」、1度は「緩和」の機能があります。わかりやすく、石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」(キーはAmなのでラシドレミファソ)で見てみましょう。
つがる~(2度・Bm7♭5)、かいーきょぉ~(5度・E7)、ふゆーげーしき~(1度・Am)
最後の「ふゆーげーしき~」がないと緊張しっぱなしですよね(笑)。解決しない。
緊張させて、解決する。ドミナント・モーション。このコード進行で使える音から自由なフレーズを生み出す。緊張から、緩和です。仕事も人生も、この緊張と緩和の繰り返しではないでしょうか。
ほんの一例でしたが、このような理論に裏付けられたコード進行、スケール、テンションなどの構成音などなど。ハイレベルで美しいフレーズを生み出しながらアドリブを自由自在にするには、気の遠くなるような「筋トレ」が必要なのです。私はもちろん途中で挫折しましたが(苦笑)。
次回はついでに、もうひとつの趣味である登山とJazzの共通点を探ってみたいと思います。