神戸です。
福井へ行ってきました。目的は百名山の荒島岳に登ることや、久しぶりの永平寺や苔がきれいな平泉寺白山神社などの寺社めぐり。まずは知ってはいましたが、駅前にたくさんの恐竜が動いているのでびっくり。すっかり恐竜の街で売り出しているんですね。その恐竜の博物館がある勝山市のスキー場でスノーシューハイキングを楽しんだり、荒島岳のある越前大野では、雲海で浮かんでいるように見えることで有名な越前大野城を見たり。
越前大野の道の駅で知ったのですが、最近公開してた映画「雪の花」(吉村昭の小説)の舞台がこのあたりだとか。ロケ地めぐりのプロモーションをしていました。江戸時代末期に疱瘡(天然痘)から人々を救うため、海外から種痘(ワクチン)を取り寄せ、接種に至るまでの福井藩の町医者が様々な困難を乗り越えていく話です。帰宅後にPrime Videoの映画で見ました。
苦労して京都で手に入れた痘苗を福井まで運ぶには、子どもに接種してそれを大事に運ぶしかない。道中の大雪の中の山越えシーンは凄まじいものがありました(私が遊んだスキー場付近で撮影したらしい)。そんな苦難の末辿り着いた故郷でも、人々の不安や無理解から非難の応酬で接種するまでまた苦労する。なんとなくコロナ禍を思い出しました。
ワクチンには様々な意見がありますが、コロナ以前では身近でなかった私にとって、なにかのバイアスを抜きにして映画を楽しみました。