神戸です。
今年、2020年は敬愛するチャーリー・パーカーの生誕100年であり、偉大なるベートーヴェンの生誕250年だそうです。
そんなの知らないですよねw
私は二十歳でJazzを聴いてから、吹けもしないのにアルトサックスを衝動買いし、パーカーのLover Manにトライして3日で諦めたという無謀で無茶な愛好家ですが、以来押入れに封印していた楽器を、四十歳になったときにもう一度やってみようと引っ張り出してから、現在まで趣味として演奏しています。
パーカー派アルティスト達の演奏はみんな好きですが、特にジャッキー・マクリーンとアート・ペッパーは好きすぎてよく真似しています。しかしながら、結局の所はパーカーの演奏に戻るのです。あのエッジの聴いたトーンから生み出される切れ味鋭いフレーズの中毒になってしまっているのです。ロックではジョン・レノンが神。Jazzではパーカーが神。それではクラシックでは?
実はクラシックにハマるのは遅く、5年前くらいから本格的に聴き始めました。ハマると散財することになるとわかっていたから敬遠していたのです。まあそれはいいとして、聴くにつれて好きになったのは、マーラー、ブルックナー、そしてベートーヴェンです。
交響曲では6番を30種類揃えました。どの演奏が一番かは難しいです。ビアノ協奏曲ならやはり5番、ピアノソナタなら8番と14番を様々な演奏者の録音を聴き比べ、弦楽四重奏15番3楽章なんて何度聴いたかわからない。厳かにはじまる、バイオリンとビオラが奏でる静かな旋律に、チェロの温かい響きが加わる。ベートーベンが健康を回復した際に、神に感謝の祈りを捧げた曲。
”きわめてゆるやかに molt adagio 歩くような速さで andante”
やはり神でしょう。