TKPブログ

Jazzと自由について

神戸です。

今年は久しぶりに辛かった花粉症も、いつものように誕生日を過ぎると嘘のようにおさまり、ノーマスクで暑くも寒くもない快適な春の陽気を楽しんでいます。

さておき。

結局、めんどくさくて映画ブルージャイアントは見ておらず。なので人気の理由はネット情報におまかせするとして、普段注目されないJazzについてせっかくだから述べてみたいと思います。

Jazzとの出会いは、洋楽(ロックなど)中心だった学生時代から社会人になったとき、会社の先輩の自宅で山のように積まれたJazzのCDからいくつかオススメしてもらい、借りたのがきっかけです。借りたCDが今考えても入門編とは思えないラインナップだったことがその後の偏愛歴へと繋がりました。どんなのかと言えば、例えばセロニアス・モンクの「ブリリアント・コーナーズ」とかですよ。せめてビル・エバンスとかならわかりますが(笑)。

以来、中古CDやレコードを買い漁り、MAXで千枚くらい集めたでしょうか。置く場所に困りましたね。今から5年前に引っ越した際に処分しましたが、今もiPhoneのミュージックアプリ(サブスク)にDLして持ち歩いてます。好きになり始めた頃は自分でも演奏してみたくなり、教わったこともないのにサックスを衝動買いしたはいいがロクに音もでなくて押入れに入れっぱなしだったこともあります。

40歳になったときに、今度はちゃんと習おうと再チャレンジ。今もアルトサックスを練習しています。

Jazzの醍醐味は即興、アドリブだと言います。演奏家が「今からみなさんご存知の有名な〇〇という曲を演奏しますよ~(聞いたことがないアレンジで)」みたいな感じで、テーマをなぞったあと、その曲のスケールやコードなどの決まりの上で自由に表現(アドリブ)をします。演奏家同士の掛け合いも魅力です。

そうです。「自由」であることが最大の魅力であり、しかもその自由には制約やルール、枠があり、そのギリギリの中で最大限自由になることがたまらないのです。メチャクチャやってそうに見える仰天プレイも、実は緻密な計算の上に成り立っているとか。痺れますよね…。

「なんでもあり」ではツマラナイ。難しい理論があり、これを外したら間違いというような厳密な枠があります。自由にやっているようで、実は一生懸命勉強している。社会やビジネスの中で生きていくのと共通したものがありそうですね。

次回はさらに、人生や仕事との関連性にも触れながらJazzの魅力に迫ってみたいと思います。

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