TKPブログ

ベトナムの休日

神戸です。

少し早めにGWを海外で過ごそうと、初めてですがベトナムへ行ってきました。ベトナム第三の都市で、美しいビーチリゾートでもあるダナンに4日滞在しました。円安や物価高で行きにくい他国に比べて色々とリーズナブル。ヘルシーで美味しいベトナム料理を楽しんだり、ビーチで過ごすにはベストシーズンの乾季らしく快適な気候の中のんびりできました。

また今回初体験で感激したのは、移動手段としての“Grab”についてです。

事前知識としてどんなものかや、使った人から話は聞いてはいましたが、実際に使ってみてその便利さにびっくり。これこそがまさに「イノベーション」なのだろうと感激しました。

使い方の説明は省きますが、簡単、スピーディ、便利で安心。そしてとても安い。気になる点はアチラの交通事情もあるのですが、運転が荒い。バイクが多く常にクラクションを鳴らすのでうるさい(存在を知らせるため)というところでしょうか。

帰国後調べたところによると、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得したマレーシアの若者が2012年に起業したとか。たまたまですが当社と同じ時期(笑)。2014年には本社をシンガポールへ移してソフトバンク孫さんから巨額の出資を受けて注目を集めました。

その後配車サービスのみならず、フードデリバリー、金融サービス、デジタル決済などを東南アジア339都市で展開しており、経済不確実性が高まっている現在でも安定成長を遂げています。

そんなスーパーアプリ企業なのですが、とても視覚的で初めてでも使いやすいアプリでした。滞在中7回くらい利用し、毎回違う運転手を観察してみると、元タクシー運転手っぽい慣れた口調で自分を売り込む人もいれば、無口でおとなしい普通の人もいる。どちらかというと運転手慣れしてない普通の人たちが多く、この仕組みがなければどんな仕事をしていたのだろうと。勝手な憶測ですが、これで稼げるから真っ当な生き方ができているのではないかと感じることが多かったです。

地元マレーシアの劣悪なタクシー事情を解決するために生んだサービスが、利用者メリットと地元雇用の創出、そしてドライバーの収入向上を実現している。このような、誰もがWin-Winで、社会にインパクトのある価値を生み出す変革をイノベーションと言うのでしょう。

一応、私の会社と同い年なんですけどね。。。

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