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アルゴリズムとマスクの5戒

神戸です。

今年も花粉に悩まされています。全く酷いもんです。昨年クリニックの薬が合わず苦労したので今年は何も処方せずただひたすらに耐えています。それでも杉がたくさんある山岳地域には毎週のように出かけており、顔を涙と鼻水だらけにしています。でも都会より山は良い。標高を上げれば自然と症状が治まるのですよね。

さておき。

イーロン・マスクの自伝(上)を読みました。まだ(上)だけなのにすでにお腹が一杯です(笑)。(下)を読む前に一度吐き出したく思いましたので少し書いてみます。

テスラ社のモデル3を愛車としている私と、同い年であるこのハードコアな人物には昔から興味がありました。ようやく自伝を読む機会があったのですが、想定以上の奇人っぷりに「一気に読了!」とはならず、戸惑いながらでしたが、今は早く(下)を読まなくてはと思っているところです。ここまででも相当面白くて、伝えたいことはたくさんあるのですがとりあえずひとつだけ。

私の愛車、モデル3が生まれるフリーモント工場でのハチャメチャっぷりに、こんなんでこの車が生産されたのかと驚きと恐怖を感じましたが、その際の彼の原動力である「アルゴリズム」(問題解決のための手順)について、5つの戒律をもって述べられていたのが印象的でした。

1.要件はすべて疑え 2.部品や工程はできる限り減らせ 3.シンプルに最適にしろ 4.サイクルタイムを短くしろ 5.自動化しろ です。

これらを愚直に実行するんですw モデル3を運転しながら読み進める(Audibleで聞いています)うちに、ドンドン不安になってきました(笑)。

また、これらの実践例として以下のような行動指標も述べていました。

技術管理職は実践経験を積まなければならない

仲間意識は危ない 相手の仕事に疑問を投げかけにくくなる

間違うのは構わない ただし自信を持った状態で間違うのはやめよう

自分がやりたくないことを部下にやらせてはならない

解決しなければならない事態に直面したら、管理職に伝えて終わりにしない その下の現場担当者と直接会うこと

採用では心構えを重視すべし スキルは教えられるが性根を叩き直すには脳移植が必要だ

気が狂いそうな切迫感を持って仕事をしろ

規則と言えるのは物理法則に規定されるものだけだ それ以外はすべて勧告でしかない

——–

どうです?クレイジーでしょ?(笑)

でもなにか本質的なものも、ある気がするのです。

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