TKPブログ

AI代理人と人力代行業

神戸です。

5年ぶりに南半球オーストラリアに来ています。寒波襲う日本を離れ、連日30度近くの真夏日の中をハダカ同然の姿で快適に過ごしています。日本もインバウンドがたくさんですが、こちらはそんなもんじゃない。世界中からたくさんの人たちが、温暖な気候と美しいビーチを求めて訪れています。特に明日はNYE(大晦日)でド派手な花火大会もあり、さらに多くの人達が押し寄せて大変な賑いを見せています。そんな中でつくづく思いました。あのコロナ禍の行動制限って、いったいなんだったんだろうかと。

さておき。

年末の新聞やニュースでは、日経平均株価が過去最高値であったことや、AI関連の記事が多く扱われています。特に来年2025年はAIエージェントの年だそうです。日ごろAIに縁がない私にはピンと来ませんが、記事によると世界の大手IT各社が競ってそのようなサービスを導入すると。また、AIとの違いとして、ユーザの求める情報提供のみならず、提案から調整、手配、作業、その他諸々のタスクまでこなしてくれるそうです。たとえば旅行先の提案から友人との日程調整、予約手配、支払い決済までの準備すべてを。また、仕事ではアポ取りから資料作りなどなど。あのアクセンチュアでは全社員にバディ(相棒)としてAIエージェントを付けるんだそうです。なんだそりゃ!って感じですね(笑)。

はたまた、昔からあるアナログな「代行業」にもドンデモやオモシロなサービスが賑わっています。以前にも書いた今をときめく「退職代行」は来年も人気なのでしょう。他には昔からあるアポ取りの営業代行はたくさんの会社があります。ユニークなものとしてモーニングコールや墓参りなどはまだしも、上司の振りして謝る「謝罪代行」が人気だとか(笑)。

まあ、世の中の仕事にはたくさんの代行業や代理業がありますし、私もこれまでそのような仕事ばかりをしてきました。旅行代理店や転職エージェント、今の仕事にもエンジニアと案件とのマッチングを代行している一面もあります。なんでも代行、代理をしてもらうのが良いかどうかは置いておいて、そのような仕事が成立するのはそこに何らかの価値があるからです。そのサービスを必要としている人から感謝される。それが自分の価値なのかもしれません。AIエージェントにはとてもかないそうにありませんが、常々、誰かが必要としている価値を自分が提供できているのだろうかと自問することは健全なことだろうと思いますし、AIではできないことだろうと思います。

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