TKPブログ

雪まみれになりながら感じたこと

神戸です。

暖かい豪州で正月を迎え帰国したとたん、そのギャップからか白銀の世界を求めて雪山ばかり歩いてます(笑)。

蓼科山、戸隠山と古道巡り、そして鳥取の大山。いずれも天気に恵まれて、雪に喜ぶ犬のごとく非日常の刺激に興奮しながらも、事故にならないよう十分に注意しつつサイコーな時間を過ごしています。

雪山の魅力はなんといってもその美しさ。そして空気が澄んだこの時期ならではの眺望の良さ。雪化粧をまとう山には、霧氷、樹氷などの樹林のようすやカッコいい尾根の形、エビの尻尾やスノモン、シュカブラなどの造形美が多々存在し、迫力満点です。

そのように雪山は大変魅力的な反面、注意も必要です。

私が行くのは安全なルートばかりですが、それでも多少のリスクを伴います。準備や装備も夏山に比べてめんどうで大変ですし、天候やコンディションによっては雪崩、転滑落、道迷い、低体温症、凍傷などなど。多くの危険をはらんでいます。まあ、何かを得るには多少の危険を冒さないと、ということもありますしね。

ことわざに、“Nothing ventured, nothing gained” というのがあります。直訳すると「危険を冒さなければ何も得られない」となります。また、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と意訳されることが多いようです。ベンチャーってリスクなんですね!

昔在籍していた会社の社長が「当社はベンチャーなんだから!云々かんぬん・・・」とよく言っていたのを聞いて「本当かなあ…」と白けていた時期がありました。思い切ってリスクをとっていないように感じたのでしょうね。

また、「ベンチャー」(Venture)には、「冒険」(Adventure)にも通じるものがある気がします。

人生でも仕事でも、ある程度はリスクをとって、そのリスクを適切に管理することで、充実したものにできるのではないでしょうか。

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