ブラック・スワン

神戸です。

旅ネタはまだまだストックがあるのですが(出歩いたのは先月中頃までですよ。それ以降は自粛してます・・)さておき。ここ最近のことを。

当社を取り巻く環境への新型コロナの影響も、先月後半くらいからいろいろと出てきました。それまでは1月下旬から始まった取引先間にて注意喚起メールや各社の対策について連絡がある程度でした。内容も、感染者(疑い含む)いたら報告を、発熱したら出勤を控えるなど。自分のメーラーで「新型コロナウイルス」を検索して出てきた中で、1/16の日経速報「新型コロナウイルス患者、国内で初確認 武漢に渡航歴」が最初のメールでした。

2月中旬の金曜日でした。当社社員が常駐するビルの隣で感染者が出たことから、急遽当社員にも帰宅指示が出ました。週末に消毒して翌月曜から出勤できたので安心しましたが、その頃から、現場で感染者が出て当社社員が出勤できなくなるリスクについて懸念し始めました。毎月末の帰社日(飲み会)を世間の自粛ムードを意識しつつも希望者のみ募って開催したところ、欠席は多かったですが集まったメンバーと近況交換ができました。

3月に入ると、常駐先クライアントの中でもIT化が進んでいる客先から、在宅勤務の可能性についてやPC持ち帰りルールについての連絡が入り始めました。正直、僕らの業界(SES)では在宅?テレワーク?リモート?いやいやむりっしょ。すでにやってる時差通勤程度ならまだしも。みたいな意識だったので驚いたのを覚えています。まだ普通に通勤し、営業や面談もできていましたから。プライベートでは趣味のサックスレッスンが中止になったりしましたが、まだジムにも行けたし、休業店舗も少なく、観光地も一部クローズしてる施設もあるけど空いていてかえって良いなと。それが、私も含む人々の気も緩んだ3連休が明け、3月後半になると一変します。感染者数の急増とともに都知事の外出自粛要請、臨時休業する店舗が増え、4月になると国民の注目は「いつ緊急事態宣言が出されるか」となりました。都内への通勤者は「ロックダウンによる仕事の影響は?」との心配。取引先からは宣言後の在宅勤務や間引き出勤シフトなどの打診相談連絡ばかり。中でも、4月から新しい案件が決まっていた社員が客先都合(常駐先の社員がテレワークに切り替えで混乱)にて入場できないというトラブルも発生したのには困りました。

宣言発令後の世間はご存知の通りです。週末や夜は繁華街から人が消え、今朝の山手線品川駅のプラットフォームには数えるくらいしか人がいない。こんな景色を誰が想像できたでしょうか?という毎日。時々、これは悪い夢なんじゃないか?と思いますが覚めません。当社でも社員の半分程度が一部含む在宅勤務になったり、2日出勤して2日休むという過密を防ぐシフトになったり。4月に入社した外部研修中の新人さんも、スクールが閉鎖して在宅オンライン受講になったり。みんな普段の日常から大きなギャップのある生活や労働環境で過ごしています。まさか、こうなるとは、の連続ですよね。

数年さかのぼってみると、2008年のリーマンショック時は勤めていた人材紹介会社を退職して独立しようと決めていた時で、景気が冷え込むと同時に仕事が激減しリストラにあう人が続出しました。自分も減給提示されましたがこのまま残っても、と飛び出して大変な苦労をしました。フリーランスの紹介業だけでは食べていけず並行して他の仕事もしました。単発ものやバイト、業務委託などいろいろ。今振り返ると結構おもしろい仕事もあり、今でも役に立っています。人材紹介と似ているこのSES事業を片手間で手伝い始めてからは、今では本業として会社にしてしまいました。

その後、2011年に東日本大震災が起こります。当時は稼ぎの半分くらいがSESビジネスでしたので、担当している技術者が帰宅できているかなどのフォローはありましたが、責任者ではなかったのでさほど苦労はしませんでした。不況のあおりで転職希望者とよく面接していたのを覚えています。仕事への影響よりも、日本はどうなるのだろうという漠然とした不安はありましたが、今回のような世界的パンデミックではないので被災地以外は立ち直りも早かったと思います。翌年夏には今の会社を立ち上げましたし。

リーマンショックも震災も、今回のコロナも、メディアではよく「ブラック・スワン」の本を取り上げます。昔ある先輩から勧められて読み、途中で投げ出した本ですが、ブラック・スワンとは事前にほとんど予想できず、起きたときの衝撃が大きい事象のことを言います。白鳥(スワン)は白いと思っていが、オーストラリアには黒い白鳥(ブラック・スワン)がいたということからきています。当時、投資や金融取引に興味がなかったこともありましたが、人間が不確実性に対していかに予測できず軽視しているか、ありえないことはありえないと理解できない、ということくらいしかわからず、あまり印象に残りませんでした。じゃあどうしろって?今やれることをやる?柔軟に対応する?あらゆる事象を想定して準備しておく?アフターコロナを想定して今需要が延びている商材、業界へシフトしていく? それともステイホーム、命ファースト??

この続きは、予測できない1ヶ月後にまたやりましょう。

新潟県・瓢湖の白鳥

オーストラリア・パースの黒鳥

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